■心臓血管外科
●主な検査・治療法
検査 |
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治療 |
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●下肢静脈瘤に対する新しい治療法
●血管内焼灼術
血管内焼灼術は、血液の逆流がある静脈内にカテーテルを挿入し、血管にレーザーまたはラジオ波を照射し静脈を閉塞させる治療法です。適応としては抜去術(ストリッピング術)とほぼ同じで、伏在静脈に弁不全を有する一次性下肢静脈瘤が適応となります。
レーザーファイバーを穿刺で挿入するために、低侵襲であり、美容的効果が高いと言った利点があります。抜去術(ストリッピング術)では出来なかった抗凝固療法・抗血小板療法中の患者や、高度肥満患者でも適応となります。
術後に皮下出血や疼痛を認めることがありますが、約2-3週間で改善します。
重篤な合併症としては、焼灼による血栓が深部静脈まで形成される深部静脈血栓症がありますが、0.1%以下と稀です。
当院では、同手術を300例以上経験した日本静脈学会認定下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医がすべて行います。
●内視鏡下筋膜下穿通枝切離術
うっ滞性皮膚炎・潰瘍になった場合には、エコーなどでよく調べてみると表在の静脈瘤だけではなくその皮膚病変のすぐ近くに不全穿通枝と呼ばれる深部静脈との交通枝がありその逆流が皮膚症状の原因となっているケースもあります。皮膚症状の原因となる不全穿通枝が見られた場合はその逆流を遮断するのが治療となりますが、炎症のある部分の皮膚切開をする場合は要注意でメスを入れた所が新たに潰瘍になり難治となることがあります。そこで細い内視鏡を使って少し離れた部位からアプローチして痛んだ皮膚の下にある穿通枝を遮断する内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術と呼ばれる治療法があります。この手術は厚生労働省認可の施設でのみ可能となっており、当院は和歌山県内で唯一の施設です。

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