済生会和歌山病院

■心臓血管外科

科の特徴スタッフ紹介対応疾患主な検査・医療設備実績

●科の特徴など

心臓血管外科の紹介

当科では血管の外科手術を中心に血管疾患の患者さんの診療を行っています。血管病は近年非常に増加してきており、足の動脈が詰まる閉塞性動脈硬化症、おなかの大動脈が拡張し破裂する腹部大動脈瘤、足の血管がミミズのようにうきあがってくる下肢静脈瘤などの治療を多数行っています。基本的には血管疾患は手術によってのみ症状が完全になくなるのですが、同時に手術にはリスク(危険性)も伴いますのでそれぞれの患者さんにとって最も安全で効果的な治療法を選択するようにしています。自分の親や子供が病気になったときと同じように、患者さんや家族の方々の日常の暮らしが最も向上するような診療を心がけています。

来院の目安

患者様へ
次のような症状の方は一度ご相談ください。

  1. 歩行するとある一定の距離でかならずふくらはぎやおしりの筋肉がいたくなる、はってくる。しかし少し休憩すると元に戻る。
  2. 足の指の先やむこうずねに自然に傷ができ、治療をしてもなかなかなおらない。
  3. 足の指先が青黒くなり痛む。
  4. 足に血管が浮き出ておりいつも足がだるい、重い、こむら返りがよくおこる。
  5. おなかに拍動するこぶが触れる、痛みなどの症状はない。
●主治医の先生へ

血管病に関するご紹介、お問い合せは常時お受け致しますが、下記のような時点でご本人さんにご説明の上、お越しいただくと最も効率的に治療が可能かと存じますのでご参照ください。

■動脈疾患
●急性動脈血栓塞栓症
└下肢痛、脈拍不触の方→緊急に(当日手術の可能性あり)
●閉塞性動脈硬化症
└安静時痛、下肢潰瘍、壊死のある方→なるべく早期に
└間欠性跛行で脈拍弱い方→都合のよい日に
●腹部大動脈瘤
└突然の腹痛でエコー、CTで動脈瘤のある方(破裂)
  →緊急に(当日手術)
└無症状でCT上4cm以上ある方→都合のよい日に
※急性期の場合はそのまま入院となり検査、手術に移行します。慢性の方は検査や手術のための入院を予約いたします。

■静脈疾患
●深部静脈血栓症
└1週間以内の発症→なるべく早期に
└1週間以上経過→できれば早期に
●下肢静脈瘤
└下肢痛のある方、潰瘍のある方→なるべく早期に
└慢性的な瘤の方→都合のよい日に
※可能なら当日血管エコーをおこない確定診断をつけますができない日もあり検査日予約をして帰宅していただくこともあります。発症早期の深部静脈血栓症はそのまま入院していただき抗凝固療法を開始いたします。

【外科・心臓血管外科における外科専門医修練】

当院外科・心臓血管外科では若手外科医の教育にも力をいれており、積極的に外科専門医取得に即した修練を短期間でできるよう考慮しております。症例数が多いので1年の研修で外科専門医に必要な修練のほとんどが経験できます。詳しくはこちらへ。


 
【外来診療日について】

診察は毎週月曜日・金曜日が畑田、水曜日・木曜日に栗山が行っております。できればかかりつけ医の先生の紹介状をもって予約をとってきていただけると最も効率よく診察が出来ます。
ただし緊急の場合はいつでも病院へ来ていただければ当直医の初期診察の後必要なら当科に連絡が入るようになっています。

【開業医の先生へ】

患者のご紹介は随時受け付けております。当院地域連携室にご連絡いただき予約を取っていただければ幸いです。
ご参考までに各疾患のご紹介の目安を掲載いたしますが、これ以外で軽症や疑い症例であってもとりあえずご紹介いただければ診察させていただきますのでお気軽にご相談ください。
また電話でも随時ご連絡ください。

◇◇患者さんへ◇◇

外科・心臓血管外科では、2011年1月1日より専門医制度と連携したデータベース事業に参加しています。これは患者さんに、より適切な医療、最善の医療を提供するために本邦で開始された取り組みです。

患者さんへの説明書はこちらへ
NCD事務局ホームページ
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