済生会和歌山病院

■薬剤部

科の特徴スタッフ紹介主な業務内容実績

●主な業務内容


入院時持参薬の
チェック
お薬によって検査や手術時に中止しなければいけない薬があります。また、他医院で処方されたお薬と当院でお出しするお薬と重複または相互作用等が起こる場合があります。お薬の飲み合わせで問題が起こらないように全ての入院患者さんに対して薬剤師が入院時に持参薬の確認を行なっていますので、現在服用・使用中の薬(健康食品も含む)はすべてご持参ください。お薬に関することで疑問なことは、ご遠慮なくお聞きください。
薬剤管理
指導業務
(服薬指導)
平成2年10月1日付けで、和歌山県第1号で薬剤管理指導業務を全病棟において承認を受けることができました。現在、入院患者さんに対して1ヶ月300件以上の薬剤管理指導業務(服薬指導)を行っております。患者さんに処方されております薬剤(注射薬・内服薬・外用薬)の服用量、服用時間、お薬の効果、副作用、相互作用などについて薬剤情報紙などをお渡しし、わかりやすく説明を行います。また、服薬状況を確認し患者さんにあった薬の調剤方法・管理方法を考え、退院後も含め患者さんに正しい知識で正確な服薬をしていただけるように努めております。また、副作用の有無や相互作用、検査値等を確認し薬学的に評価・分析を行い医師・看護師等と連携し、入院患者さんに安心して薬物治療を受けていただけるよう薬物治療のサポートを行っております。
病棟薬剤業務
実施加算
平成24年4月1日付けで、病棟薬剤業務実施加算の施設認定を受け、5病棟(回復期リハビリテーション病棟は除く)に専任の薬剤師を配置し、週20時間以上の病棟薬剤業務(薬剤管理指導業務は除く)を実施している。
薬剤師外来
(薬剤師による
診察前面談)
平成26年12月よりC型肝炎患治療を受けられる患者さんを対象に更に、平成27年10月より、外来化学療法を受けられる患者さんを対象に、薬剤師外来(薬剤師による診察前面談)を開始しています。両治療を受けられる患者さんを対象に、医師の診察の待ち時間を利用して薬剤師が個室において服薬アドヒアランスの確認や服薬指導を行うと共に薬の飲み合わせチェックや副作用のチェック等を行い医師の処方に生かしています。治療に繋がる重要な情報でありながら、薬剤師になら話せて、医師には直接話せないことも多く、多くの情報を入手することで、治療に生かすことができます。また、副作用の早期発見に繋げることも多く、医師や患者さんからの評判もよいです。お薬のことは、薬剤師さんに聞きたいと思われる薬剤師を目指し、副作用を未然に防止し安全・安心な医療を目指していきたいと思っています。
DI業務 DI(drug information:医薬品情報 の収集提供)業務。
厚生労働省からの救急安全性情報、副作用情報や医薬品メーカーからの副作用情報等を収集し、各医師等への情報提供をしています。また、院内LANを通じて平成13年5月より、薬の情報誌として、「薬剤部便り−Drug Information−」を発刊し、コンピュータ画面で誰でも自由に閲覧できるようにしています。
調剤業務 当院は、外来患者さんには、原則全面院外処方箋を発行しているため、主に入院患者さんに対する調剤を行っています。薬剤師が調剤を行なった後、別の薬剤師が再度、投与量、投与間隔、相互作用、配合変化、重複投与などのチェックを行っています。また、高齢の患者さんに対しては、基本的に一包化調剤を行っており、それ以外の場合でも、必要な場合や患者さんからの希望により、一包化やPTPシートのままでの調剤を行なっています。
薬薬連携 病院薬剤師と開局薬剤師の連携である薬薬連携は、医薬分業の進展とお薬手帳の普及で益々重要となっています。薬薬連携の推進には、患者情報の共有が必要です。薬薬連携の推進のため当院では、以下のように努めています。
@疑義紹介の受け入れと対応
調剤薬局からの疑義紹介は、薬剤部が窓口となり各医師に連絡しています。
A退院時服薬指導時の調剤薬局への情報提供
地域医療連携の重要性が高まる中で病院薬剤師が入院中の服薬状況や調剤に関わる患者情報を退院時に紹介先施設や調剤薬局に対して情報提供を行うことが重要となります。特に、調剤薬局へ提供することは、退院時薬剤情報提供料として診療報酬上、必要と認められた業務で薬・薬連携の重要な業務です。
注射薬調剤 入院患者さんの処方内容について、投与量・配合変化・配合禁忌・投与期間などについてチェックを行い、注射薬の調剤を行います。
院内製剤調製 メーカーが製造していない医薬品を薬剤部内で調製しています。
チーム医療 現在、DCT(糖尿病ケアチーム)、NST(栄養サポートチーム)、ICT(感染制御チーム)褥瘡、緩和ケア、外来化学療法などのチームに薬剤師が参画し、薬の専門職として関わっています。
TDM業務 TDMとはTherapeutic Drug Monitoringの略語で、薬物血中濃度モニタリングともいいます。人によって同じ量の薬物を投与しても効果も副作用の発現率も違ってきます。薬物の効果を上げ、副作用の発現を抑制するためには、より最適な投与量にしなければなりません。その為に、血中濃度を解析し、より最適な投与量を算出するTDM業務が大切になってきます。現在、当院薬剤部では特定の抗生物質に対してTDMを行い、より有効で安全な薬物治療が行えるように支援しております。
無菌製剤業務 TPN(中心静脈)療法
TPN(中心静脈)療法は、中心静脈に長期カテーテルを留置するため細菌、真菌、微粒子などにより、静脈炎、菌血症、敗血症を起しやすくなります。微生物汚染、微粒子の混合を防止するためにも、無菌化された環境での高カロリー輸液の混合調製が必要であることを考慮し、平成14年9月1日付にて無菌製剤処理加算の承認を受け、高カロリー輸液に対して無菌室内のクリーンベンチにて無菌製剤処理をおこなっています。
外来化学療法 化学療法レジメン管理、抗がん剤の調製、服薬指導等積極的に取り組んでいます。抗がん剤治療は、近年入院して行う治療だけではなく、患者さんのQOLを考えると外来での化学療法の比重が増えてきています。抗がん剤を専門に取り扱う薬剤師が処方をチェックし、投与量、休薬期間、配合変化などの確認をおこない、安全な化学療法の提供を行なっています。
病院内の
薬品在庫管理
病院内(外来・病棟・血管造影室・透視室・内視鏡室・腎センター・手術室など)における医薬品に関しては、看護師協力のもと定数配置を行ない、保管そして供給と一貫した管理を行っています。特に品質の管理(温度、湿度、光、使用期限など)には注意しています。
治験 治験施設支援機関の治験コーディネーター(CRC)とともに治験活動を行っています。
●治験とは
国から薬として承認を受けるために行う臨床試験のことを治験といいます。
●治験のルール
「薬事法」と厚生労働省が定めている「医薬品の臨床試験の実施の基準」(GCP)によって、治験実施に関する厳格なルールが規定されています。
●治験審査委員会
治験を行うことの適否、参加される方の人権と安全性に問題ないかどうかを審査します。
●治験コーディネーター
GCPを遵守するために必要な事務的業務や患者さんの対応を行います。医師、院内スタッフ、製薬会社と連絡を取り、治験の円滑な運営をサポートする専門的スタッフです。当院7階の治験事務室で業務を行っています。
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