済生会和歌山病院

■皮膚科

科の特徴対応疾患

●対応疾患

【じんましん】
強いかゆみとともに、皮膚が蚊に刺されたようにみみず腫れになって、数時間で消えます。また、この反応がくりかえし起こり、慢性化して1ヶ月以上続くものもあります。
じんましんは、よく見られる病気で、15〜20%の人は一生のうちで一度は経験するといわれています。

【皮膚そう痒症】
発疹がないのに、かゆみだけがある疾患です。加齢によるドライスキンが、主な原因となっています。
多くの皮膚疾患は、ブツブツ赤くなったり腫れたり、皮膚に見える発疹があります。
皮膚そう痒症。発疹がないのに、かゆみだけがあらわれる疾患です。かゆみは局所に限られることもありますが、多くは皮膚の広い範囲におよびます。
原因は、内臓疾患、薬剤、食品、心因性、高齢者のドライスキンによるものなどさまざまですが、このなか最も多いのが高齢者のドライスキンです。

【乾癬】
乾癬とは、皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀色のフケのような垢が付着し、ポロポロとはがれ落ちる病気です。
もともと欧米人に多い病気でしたが、最近は日本人にも多く見られ、10万人以上の患者さんがいると言われています。
乾癬は、5つの型に分類されます。
  • 尋常性乾癬
    乾癬患者さんのほとんど(約90%)が、これにあてはまります。頭部や肘、膝など、こすれやすい部分によく見られ、時に全身に広がります。また、約60%の患者さんに爪の変化が見られます。
  • 滴状乾癬
    若い人に多く見られ、小さい水滴ぐらいの大きさの皮疹が、急に全身に出現します。 鼻、のど、歯など、体のどこかに細菌の感染病巣が存在し、それが悪化する時に起こることがあり、特に扁桃腺炎が誘因となることが多いと言われています。
  • 乾癬性紅皮症
    尋常性乾癬が全身に広がり、皮膚全体が潮紅した常態を言います。
  • 膿疱性乾癬
    発熱、倦怠感を伴い、急激に全身の皮膚が潮紅し、膿疱(膿を持った状態)は多発します。放っておくと全身衰弱などにより死亡することもあります。
  • 関節症性乾癬
    リウマチのように関節がはれたり、痛んだりする症状が出現しますが、リウマチ因子は陰性です。皮膚は乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬などの重症型を呈することが多く、爪の変化が見られることもあります。
ページトップへ戻る

お知らせご挨拶・理念病院だより交通案内外来のご案内診療予定表入院のご案内診療部門
ドックのご案内院内施設ご案内 採用・募集サイトマップ個人情報保護方針

済生会和歌山病院
〒640-8158 和歌山市十二番丁45番地 TEL:073-424-5185 FAX:073-425-6485